ビーバークエスト

なんでもありのドタバタ日記

あの日見たエロ本の名前を僕達はまだ知らない。

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最近の中高生にはわからないだろうけども、エロ本は俺達の青春だった。

 

今みたいにネットは普及していなかったし、スマホはおろか携帯電話ですら持ってなかった時代だ。エロい事にありつこうと思ったら、①彼女を作ってリアルで見るか、②エロ本をゲットして紙で見るか、③エロビデオを入手して映像で見るか、の三択しかなかった。(のぞきなどの犯罪行為は論外)

 

①に関して言えば、高校生くらいになればだいぶ可能性も出て来るだろうが、中学生くらいだとまだちょっと早い。学年に数人は初Hを済ませる連中が出るものの、大多数の輩は悶々とした欲求を貯め込んでいた事だろう。ちなみに自分もその口だ。必然的に②か③の選択肢を取らざるを得なくなる。

 

持論になるが、男子中学生なんてものは全身性器だと思っている。

 

もう四六時中エロい事しか考えられなくて、クラスの女子の身体が気になって仕方が無い。

夏場に薄着になられると嬉しいけど目のやり場に困るやら、やっぱり家に帰ってからお世話になるからブラウス越しに透けている下着をガン見しておこうやら、かといってずっと見ているのがバレたら女子の間で噂になりそうで怖いやら、とは言ってもこのチャンスを逃すわけにはいかないやら……、とにかく思考が忙しい。

日常に潜む“エロ”に非常に敏感になっているのである。

 

日常に潜むエロと言えば、保健体育の授業は非情に危険だ。

第二次成長期の説明と称して男子の身体と女子の身体の違いをイラスト付きで説明されるのだが、男子中学生からしてみれば完全にエレクトリカルパレードである。

女子の身体の変化にまつわるありとあらゆる説明が、まるでファンタジーの世界の出来事のように、男子中学生の脳に刺激を与えてくるのだ。

 

こんな状況で担当の教師に差されたら大変だ。

 

「はい。ビーバー君、立って教科書の○行目から読んで」

「ッ――!!?!!?!?」

 

当然ながら真っ直ぐに立てるわけが無い。

明らかに怪しい、股間を庇うようなジョジョ立ちで、猛烈な早口で読んだ記憶がある。

クラスのみんなにはバレていたと思う。しかしそれでも良いのである。

――大好きな○ちゃんにバレたかも知れない///

それすらも男子中学生からすれば“美味しい”のである。

 

閑話休題

 

だいぶ脱線したので話を元に戻すが、先の説明の通り、中学生時代はエロにかなり餓えていた。当然、②か③の方法で自身の欲求解消を試みるのだが、実際、かなりハードルは高い。なにせ対象の商品はR18である。対してこっちは疑う余地のない中坊だ。まずもって店員さんのチェックを突破できない。

 

補足しておくが、ネットが普及していない時代の話だ。

当然、注文すれば即日自宅に届くAmazon先輩もいらっしゃらない。

エロビデオを手に入れるにはレンタルビデオでレンタルするか、エロビデオ屋で購入するしかない。エロ本に関して言えば、コンビニか書店での購入だ。都市伝説的な存在としてはエロ本の自動販売機なるものも存在しているが、生憎と自分の家の近所にはなかった。

 

エロい物が欲しい。

だけどまともには手に入らない。

ならどうするか?

 

答えは簡単――拾うのである。

 

今はどうなっているかわからないが、当時は公園の隅などによく謎のエロ本が落ちていた。土方のおっさんが公園で休憩中にエロ本を読んで捨てたのか、あるいはホームレスのおっさんの持ち物なのかは定かでは無い。重要なのは『エロ本が落ちている』という事である。

 

中学生時代のビーバーはエロ本を求めて公園を定期的に巡回した。時間の自由が許す限りだ。何せエロ本が落ちているタイミングはマチマチ。見つける前に雨なんか降ろうものならエロ本がカピカピになってしまう。

 

この努力は中学を卒業するまで続けた。

中学三年間でもっとも努力したのが『公園でエロ本を探す』である。

今みたいにスマホで簡単にエロを調達できる中高生にはこの苦労はわからないだろう。

 

余談

 

これは卒業後に聞いた話なのだが、学年中の女子の間で、

『ビーバーは夜な夜な公園で宇宙人を呼ぶ儀式をしている』

と噂になっていたらしい……

 

おしまい。